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【保健師が解説!】予防接種の受け方~同時接種と1本ずつどちらが正解か~

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今日から子供の予防接種が始まりました。

まだまだ欧米と比較すると種類が少ないとはいえ、一日に数本打つスケジュールだとさすがに可愛そうと思ってしまいますね…

初回は最大で5本(Hibワクチン1回目、小児肺炎球菌ワクチン1回目、B型肝炎ワクチン1回目、四種混合ワクチン1回目、ロタウイルスワクチン1回目)もあるので娘もギャン泣きでした…(-_-;)

娘

そもそも予防接種って必要なの?

同時に何本も受けて大丈夫なの?

そう考えてしまう人も多いのではないかと思います。

結論から伝えると同時接種と1本ずつ接種するのとでは免疫の付き具合には差がありませんが、双方にメリットデメリットがあります。今回は予防接種の必要性と同時接種のメリットデメリットを解説していきたいと思います。

そもそも予防接種は必要か?

副反応などから、そもそも予防接種を受けさせることに心配という方もいると思います。
色々な考え方があると思いますが、私は子供の予防接種は受けさせた方がいい
と考えています。

そもそも予防接種というのはメリットデメリットがあります。

予防接種により重篤な副反応が出る場合も稀にありますが、予防接種がある感染症はかかってしまった場合の死亡リスクや脳症などの後遺症リスクが高いので、ワクチンが作られたものが多いです。
なので、私はワクチンがあるものについては基本的には予防接種をした方がメリットが大きいと考えています。
また、予防接種をしなかった場合、どこかでもらってきてしまったときにおでかけ予定がずれてしまうのも不安です。

※2023年10月現在季節外れのインフルエンザが流行していますが、インフルエンザなどのワクチンはかからなくなるわけではないので接種していないものもあります。
インフルエンザワクチンを含むワクチンの考え方については過去ブログもご覧ください。

インフルエンザのワクチンは受けるべきか | 子連れでお出かけ ネコフクロウのブログ (ameblo.jp)

何本ずつ打つのが正解か?

①同時接種の場合

同時接種は病院に行く回数が減るため、母親のスケジュールが楽になるメリットがあります。
反対にデメリットとしては、副反応が出てしまった場合にどのワクチンが原因かわからなくなってし舞うことです。

➁1本ずつ接種する場合

1本ずつ接種の場合は副反応が出た場合の原因探しが簡単になります。
但しスケジュールはタイトになり、何度も病院へ行く必要があります。また、発熱などで接種ができないと予定通りに接種出来ない可能性があります。感染症が流行っている場合などには逆に病院で具合が悪くなってしまうことも考慮しないといけません。

③結論:どっちがメリットが多いのか

これはもう保護者の考えになります。
何度も行くことが苦ではない、一度に何本も打つのは心配、と言うのであれば1本ずつの方がいいですし、スケジュール管理を優先するなら同時接種の方が楽だし予約もとりやすいです。

私の場合は、同時接種にしています。
理由は単純に何度も病院へ行くのが大変だし忘れそうと言う理由ですw

おまけ:大人の予防接種について

ちなみに予防接種でできた抗体は生涯続くのではなく、その後その感染症との接触が全くなかった場合15年程度で消えてしまいます。
時々大人でもはしかや風しんなどが流行することもあります。その理由はこのためです。

特に妊婦さんは流産や生まれてくる子供に障害が残ってしまう危険があるので注意をしてください。
妊娠を希望している方は防げる感染症はワクチンで防ぐようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
保健師へ個別にご質問したいという方はお気軽に下記よりご連絡ください。

お問い合わせ – ネコフクロウのおでかけマップ (fukuroneko.com)

予防接種後泣きつかれて爆睡する娘
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